書籍紹介 生涯投資家

生涯投資家のアイキャッチ

読書は宝の山への旅だと実感する

30代の頃、自分で起業をした時、ある方から私の会社に出資(投資)をして頂いた。
残念ながらその事業は上手く軌道に乗せれず、会社をたたむことになったが
その時に、株主と経営者との立場の違いを肌身で実感する事が出来た。

色んな人を巻き込んで事業を始めた手前
会社をたたむ時は心底落ち込み自分の不甲斐なさに自分を責め続けたが
今は何とか社会復帰して、オーナー様から預かった収益物件の管理の仕事をさせて頂いている。

私の勤めている会社でも、収益物件を所有しているし
私個人でも、株や投信、最近は仮想通貨といった投資を行っている。
そう言った意味でも『投資』という行為は、私にとってはすごく身近である。

また、村上さんと言えば、村上ファンドでおなじみの、ニッポン放送を取り巻くインサーダー事件で有罪となり
当時、ホリエモンこと堀江さんと共にTVを賑わしていた超有名人。

どんな事が書かれてるのか大変興味があって、書を手にした。

共感というか、やっぱりそうなんだなーと思ったのが
村上さんのお父さんも投資家だったそうだ。
家庭内での教育や、また家族間での価値観の共有など
投資家としてのマインドを自然と身につけて育ったのだろう。

村上さんの投資スタイルは、
一貫して『コーポレートガバナンス』の正常化の追求というものだ。

アメリカでは上場の事を『Going Public』という。
ようするに、会社が公の物となる。という意味で
3年ほどアメリカに住んでいた私にとって上場とはそう言う認識が強いが、
日本ではまだまだそう言った意識が低いのだと村上さんは言う。

その為、上場しているにも関わらず
会社を私物化したり
また、株主に対して説明責任を果たさないばかりか
株主への還元責任をとても低く見ているという。

村上さんは、ファンドを立ち上げてお金を集め、
そのお金で投資を行い、そこから生まれる利益を出資者達に還元する。
IRR(投資期間中の収益性を考慮した内部収益率)が高い所を選んで投資をする。
ファンドマネージャーにとって、IRRを見極める目が要である。

私達は、不動産オーナー様とパートナーシップという形で不動産経営のお手伝いを行い
物件の価値を高め利益を最大化し、それをオーナー様に還元する。
私達の仕事は、私たちの知恵と努力でIRRを高める事ができる。
私達の価値は、このIRRを高める事のできる力だ。

仕事の内容は全く違うが、考え方としてはそう遠くはない。

大変勉強になった本だ。

関連記事

  1. HOME
  2. コラム
  3. 書籍紹介
  4. 生涯投資家